財務省が12日発表した対外及び対内証券売買契約などの状況(週間・指定報告機関ベース)によると、3月1~7日の海外投資家による日本株への投資は4週連続の買い越しだった。買越額は2901億円。
日経平均株価がおよそ15年ぶりの高値圏で推移し、目先の利益を確定する目的の売りがあったものの、5日に欧州中央銀行(ECB)が量的金融緩和に伴う域内国債の買い取りを9日に始めると決定。その安心感から海外勢の投資資金が流入したようだ。
中長期債は7週連続の買い越し。短期債は2週連続の買い越しだった。
一方、国内投資家の海外の中長期債への投資は7週連続の買い越しとなった。買越額は2704億円。短期債は2週連続の買い越しだった。
株式は16週連続の買い越し。16週連続は2008年9月21日~09年4月18日(30週連続)以来の長さとなる。〔日経QUICKニュース(NQN)〕