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車8社、2月海外生産3.3%減 米港湾の労使交渉響く

国内乗用車8社が25日まとめた2015年2月の海外生産台数は前年同月比3.3%減の127万2985台だった。3カ月ぶりにマイナスとなった。米西海岸の港湾で荷降ろしなどにあたる企業の労使交渉がもつれたことで部品供給が滞り、トヨタ自動車やホンダの米国生産に影響が出た。国内生産は8カ月連続で減少している。


2月の海外生産台数は8社中5社が減少した。トヨタが3カ月ぶり、ホンダが4カ月ぶりに減少に転じた。米西海岸の労使交渉のもつれにより、ホンダの生産には「3月初旬までに2万5千台分の影響があった」(同社)という。トヨタは「原油安が進んだこともハイブリッド車の現地生産に響いた」。もっとも北米での車両販売では堅調さを維持する企業が多い。


国内生産は前年同月比5.8%減となった。14年初めに消費増税前の駆け込み需要があったためで、8社中5社が前年割れだった。もっともスズキが中南米向け、日産自動車が欧州向けに輸出が増加したことなどから全体の減少幅は限定的だった。


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