三井住友フィナンシャルグループ(FG)は26日、傘下のクレジットカード大手、三井住友カードの首脳人事を固めた。社長に三井住友銀行の久保健副頭取(61)が6月にも就任する。島田秀男社長(63)は会長に就く。銀行で個人部門の経験が豊富な久保氏の起用で、カード事業のシェア拡大と収益力の底上げをめざす。
「三井住友VISAカード」を発行する三井住友カードは、カード決済の普及を追い風に会員数や取扱高を伸ばしてきた。ただ、近年はインターネット通販を含む流通系のカードなどとの競争も激化している。
久保 健氏(くぼ・けん)77年(昭52年)東大法卒、住友銀行(現三井住友銀行)入行。09年プロミス(現SMBCコンシューマーファイナンス)社長。13年三井住友銀副頭取、三井住友FG取締役。神奈川県出身。