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近視発症関与の遺伝子 京大が解析

作者:佚名  来源:nikkei.com   更新:2015-3-31 22:11:07  点击:  切换到繁體中文

 

遠くが見えにくくなる「近視」の発症に関わる遺伝子の変異を京都大のチームが突き止め、英科学誌電子版に発表した。


近視はアジア人に多いとされ、強度の近視になると失明の恐れもある。これまで複数の遺伝子が発症に関与すると報告されているが、完全な予防法はなく、発症の詳細な仕組みも不明。


チームの山城健児講師(眼科学)は「この遺伝子がどのように近視に関わるかを解明し、予防や治療法の開発につなげたい」と話す。


チームは強度近視の日本人患者約千人の遺伝子を解析。約32%の患者で、網膜の血管形成に関わる遺伝子「WNT7B」に特定の変異があった。


一方、近視でない約1900人では変異があったのは約29%で、チームは「調査対象者が比較的多く、統計的には大きな差」と判断。この遺伝子が作り出すWNT7Bタンパク質が近視の発症に関与するとみている。


実験でマウスを近視の状態にすると、角膜と網膜でWNT7Bタンパク質の量が増えることも確認した。〔共同〕



 

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