高島屋(8233)が1日発表した3月の売上高(速報、既存店ベース)は、子会社を含む17店合計で前年同月比23.8%減だった。前年にあった消費増税前の駆け込み需要の反動が出て、時計など高額品が落ち込んだ。休日が2日少なかったことも響いた。
店舗別では全ての店舗で前年を下回った。新宿店が18.7%減、日本橋店が27.9%減だった。商品別では時計など宝飾品が50.4%減と駆け込みの反動減が大きかった。
前々年との比較では全体の売上高は1%近い伸びだった。外国人向けの免税売り上げは20億円と初めて2カ月連続で20億円を上回った。「ブランド品など高額品が売れている」という。新宿店では売り上げに対する免税品の割合は10.7%まで高まった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕