香港特別行政区政府統計処が3月31日に発表したところによると、香港2月の小売売上高(速報値)は227億香港ドル(1香港ドルは約13.9円)で前年同期比44%減少し、減少幅は過去最大になった。物価変動要因を考慮すると、46.7%の減少になる。新華社が伝えた。
前年同期と比べ、1月および2月の小売売上高は31.8%減少した。主要分類項目のうち、宝飾品・時計・高級ギフトは減少幅が最も大きく58.6%減少し、衣料品は49.9%減少、薬・化粧品や百貨店販売など多くの分類項目も減少幅が40%を超えた。一方で、スーパーマーケットの売上高は11.1%増加し、燃料は6.5%増加した。
香港特区政府の報道官は、「小売業の売上高の前年同期比減少幅が2月に急激に拡大し、記録がある時期以降で最大の単月の減少幅となり、これは主に新型コロナウイルスによる肺炎が観光や消費に関連した経済活動に深刻な打撃を与えたことを反映するものだ。2020年の最初の2ヶ月間に、香港小売産業の売上高は33.9%減少した」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年4月1日