世界ボクシング機構(WBO)ライト級王座決定戦(5月1日・米ネバダ州ラスベガス)に臨む元世界2階級王者の粟生隆寛(帝拳)が2日、東京都内で記者会見し「3階級制覇という偉大な記録が懸かっているので、いい緊張感がある」と心境を述べた。
6日に31歳になるランク2位の粟生は、5位のレイムンド・ベルトラン(メキシコ)と対戦する。2012年10月に世界ボクシング評議会(WBC)スーパーフェザー級王座から陥落して以来のタイトル戦へ「厳しい階級なので待つことは覚悟していた。単純にわくわくしている」と笑顔だった。フロイド・メイウェザー(米国)―マニー・パッキャオ(フィリピン)の「世紀の対決」の前夜、同じラスベガスの別会場で闘うだけに「お客さんが盛り上がる試合をしたい」とも話した。〔共同〕