離脱しているソフトバンクの松坂大輔投手の復帰時期が未定であることが2日、明らかになった。工藤公康監督らと同日、ヤフオクドームで話し合い、右肩筋肉の疲労のために無期限でノースロー調整をすることを決めた。松坂は「投げた後に感じる疲労がいつもより長引いている感じ」と症状を説明し、回復次第では長期離脱の可能性も出てきた。
田中和彦トレーナー統括によると、3月31日に病院で磁気共鳴画像装置(MRI)による精密検査を受けたが、炎症はなかったという。松坂はインフルエンザ発症後、23日から球団施設での練習を再開。29日にブルペン入りした後は軽い調整にとどまっていた。今後について「休んで毎日チェックして、スケジュールを立てられる状態になってくれれば」と語った。
工藤監督は「投手にとって肩は生命線。過程を見れば1週間で良くなることはないだろう。彼の中で嫌なものがいつ取れるかは本人にしか分からない」と復帰については慎重な姿勢を示した。田中トレーナー統括は「状況を見ながら。(キャッチボール再開も)いつとは言えない」と話した。〔共同〕