維新の党の上西小百合衆院議員（比例近畿）が体調不良で衆院本会議を欠席した直後に旅行したとされる問題で、党地方組織を兼ねる地域政党「大阪維新の会」は４日、上西氏の除名処分を決めた。維新の党としての処分は決まっていない。

上西氏は「支援者と会うために仕事で京都に行った」と説明していたが、大阪維新の橋下徹代表（大阪市長）は「大事な会議を病欠した後で、国会議員としてあるまじき行為」と批判していた。

上西氏は３日の記者会見で、本会議があった３月13日は腹痛などの体調不良で欠席したと説明。翌14日は大阪府内の自宅で療養し、15日に選挙で支援を受けた企業経営者らと京都府宮津市で会食したとした。本会議欠席については「体調管理ができずおわびする」と謝罪した。

上西氏は維新政治塾を経て、2012年の衆院選で大阪７区（吹田市・摂津市）から立候補し、選挙区では次点だったが、比例代表で初当選。14年の衆院選でも比例復活した。