【カイロ=共同】エジプトの首都カイロ中心部のナイル川に架かる橋で5日、爆発があり、保健省によると、少なくとも警官1人が死亡、市民2人が負傷した。国営テレビが報じた。手製爆弾を爆発させたテロとみられる。
爆発が起こったエジプト首都カイロ中心部のナイル川に架かる橋の上の現場(5日)=共同
現場は日本人が多く住むザマレク地区。在エジプト日本大使館によると、日本人が巻き込まれたとの情報は入っていない。
目撃者らによると、現場付近で止まった車から男性が降り、警官と話をした直後に爆発が起きたという。路上には血だまりが残り、警官らが怒声を上げていた。橋は当時、車や通行人で混み合っていた。
エジプトではイスラム勢力出身のモルシ元大統領が2013年7月のクーデターで追放されて以降、イスラム過激派の活動が活発化。カイロ周辺でも警官などを狙って手製爆弾を爆発させる手口が増えている。