部下に千枚通しを突きつけたなどとして、和歌山県警は5日、和歌山市水道局工務部管路整備課技術主任の林克芳容疑者(34)=大阪府東大阪市吉田4丁目=を暴行などの疑いで逮捕し発表した。調べに対し、「間違いありません」と容疑を認めているという。
和歌山西署によると、林容疑者は勤務中だった2月中旬、市役所の同課内で部下の男性職員(24)に「おまえの耳の穴に刺して、聞こえやんようにしたろか」などと言い、左脇腹に向けて千枚通しを突きつけたほか、昨年9月下旬~今年2月22日に同課内や工事現場で同じ職員を複数回、殴ったり突き飛ばしたりした疑いがある。この職員はその後、体調を崩して休んでいるという。
市によると、林容疑者は2001年に市に採用され、13年4月から同課に勤務しているという。