住吉会系暴力団幹部らが架空の社債の取引を装って高齢者から現金をだまし取っていた事件で、警視庁組織犯罪対策4課などは7日までに、詐欺の疑いで、組長代行として詐欺グループを束ねたとされる横沢希美憲容疑者(41)ら3人を再逮捕し、嘘の電話をかける役だった無職の男(28)を新たに逮捕した。事件の逮捕者は26人になった。
同課によると、横沢容疑者は容疑を認め、ほか3人は否認・黙秘している。
逮捕容疑は昨年3~4月、広島県の無職女性(83)に架空の社債の取引を持ちかける電話をかけ、5回にわたり現金計1100万円を詐取するなどした疑い。
同課によると、このグループは全国の高齢者から総額約15億円を詐取したとみられる。