全国の警察本部は12日の統一地方選前半戦の投票終了後、選挙違反の一斉摘発に乗り出す。警察庁によると、買収や詐偽投票など約100件の捜査を予定しており、運動員ら約200人を取り調べる。
10日現在、全国の選挙違反の摘発は大阪、埼玉、神奈川など9件で、逮捕者は9人。いずれも候補者や運動員への暴行、ポスター破りなど自由妨害だった。警告は文書掲示、文書頒布など3067件で、インターネットを利用した選挙違反の警告は23件だった。
警告件数は前回同時期と比べて577件減少した。警察庁は無投票当選が増えたことなどが要因とみている。