19日午後9時ごろ、北海道の新千歳空港で、着陸態勢に入っていた羽田発札幌行きの日航529便ボーイング777が着陸をやり直した。乗客乗員386人にけがはなかった。
日航によると、同機のパイロットが、直前に着陸した別の航空機について、滑走路から誘導路に移動しきっていないと判断し、管制官の許可を受けて着陸をやり直したという。同機は定刻から約10分遅れて午後9時10分ごろ、新千歳空港に到着した。
国土交通省が詳しい状況を調べている。
旅客機の着陸をめぐっては、徳島空港(徳島県松茂町)で今月、管制官が滑走路上で作業していた車両への退避指示を忘れたまま着陸許可を出し、羽田発の日航機が着陸をやり直すトラブルがあった。