気象庁は20日、低気圧と前線の影響で、21日明け方にかけて、西日本から東日本の太平洋側を中心に大雨となる恐れがあるとして、河川の増水や土砂災害に警戒を呼び掛けた。
気象庁によると、発達中の低気圧が日本海から北日本を北東に進み、寒冷前線が沖縄から西日本、東日本、北日本を通過する見込み。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、広い範囲で大気の状態が非常に不安定となる。
鹿児島県・徳之島の伊仙町では20日未明、1時間に76.0ミリの非常に激しい雨を記録し、この地点で4月としての観測史上1位を更新した。
21日午前6時までの24時間に、いずれも多い場所で、東海250ミリ、四国200ミリ、近畿180ミリ、関東甲信150ミリ、北海道120ミリ、九州南部・奄美と東北で100ミリの雨量が見込まれる。〔共同〕