大阪北部地震の被災地では、20日朝から大雨になっているところがある。
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M6級地震「どこでも起きる」 活断層がなくてもリスク
20日午前8時現在、被災地周辺の9市町(豊中市、池田市、吹田市、茨木市、箕面市、枚方市、寝屋川市、交野市、豊能町)に大雨警報が出ており、大阪管区気象台は土砂災害などへの警戒を呼び掛けている。
大阪府箕面市は20日午前6時28分、市内の726世帯1745人に避難勧告を出した。大雨警報の発表に伴う対応で、地盤が緩んだ地域で土砂災害の恐れがあるためとしている。同市では19日午後から、市北部の下止々呂美の5世帯18人に避難指示、13世帯32人に避難勧告が出ていたが、対象が広がった。
同府豊中市でも20日午前6時50分、土砂災害の恐れがあるとして市北部の宮山町1丁目の7世帯16人に避難勧告を出した。
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大阪府茨木市は20日午前7時20分、市北部の1233世帯2445人に避難準備情報を出した。大雨警報の発表に伴う対応で、市は土砂災害などに注意するよう呼び掛けている。
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大阪北部地震で市内のほぼ全域で断水した大阪府高槻市は20日午前6時50分、復旧作業が完了して水道水が安全であると宣言した。市内の小中学校で続けてきた応急給水も終了した。市では地震後、配水管が破裂するなどの被害が発生。水が濁るなどし、19日時点で約19万人に影響が出ていた。
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大阪府箕面市は20日午前、大雨を受けて新たに市南部の今宮3丁目の8世帯21人(住宅6棟)に避難指示を出した。市職員が各世帯を訪れて避難するよう促している。また、同地区の24世帯59人に避難勧告を出した。