富士山の絶景が楽しめる有料道路「芦ノ湖スカイライン」(全長10.7キロ)で、車で走ると、タイヤと路面との摩擦音で、人気SFアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の主題歌「残酷な天使のテーゼ」のメロディーが車内で聞こえる特殊な舗装道路が21日、開通した。
メロディーが聞こえる区間は、箱根峠料金所付近の下り線約320メートル。道路にわざと凸凹の溝を設け、時速40キロで走行すると約30秒間にわたり、主題歌のメロディーの一節が車内に響く。
エヴァは20年前にテレビで放映され、謎の多いストーリーや多彩な登場人物が人気を呼び、映画も製作された。芦ノ湖付近につくられた「第3新東京市」が舞台となる物語設定だったことから、芦ノ湖スカイラインが道路に刻み込むメロディーとして主題歌を選定した。〔共同〕