【カイロ=共同】イエメンのイスラム教シーア派系武装組織「フーシ派」は4月30日、サウジアラビア南部ナジュラーン州の国境監視所を襲撃し、サウジ軍と激しく衝突した。サウジ国防省によると、軍兵士3人が死亡、フーシ派側の数十人が死亡した。
サウジが3月末、イエメンに軍事介入して以降、国境線をまたぐ交戦はこれまでにもあったが、フーシ派による初の大規模なサウジ襲撃とみられる。ロイター通信によると、軍事介入後のサウジ側の死者は計14人となった。
サウジ国防省によると、今回の襲撃に対し、地上部隊が直接応戦したほか、空軍がフーシ派勢力を空爆し、襲撃に使われた車両などを破壊した。