【シリコンバレー=小川義也】米インターネット調査最大手、サーベイモンキーの最高経営責任者(CEO)、デイブ・ゴールドバーグ氏が2日死去した。47歳だった。同氏は交流サイト最大手、米フェイスブックのシェリル・サンドバーグ最高執行責任者(COO)の夫で、シリコンバレー有数のパワーカップルとして知られていた。
米メディアによると、ゴールドバーグ氏は休暇で家族と滞在していたメキシコのリゾートで運動中に転倒。頭蓋骨損傷による出血多量で死亡した。
連続起業家でベンチャーキャピタリストでもあったゴールドバーグ氏は、2009年にサーベイモンキーのCEOに就任。社員14人だった小さなベンチャーを社員数500人、企業価値約20億ドルの企業に育てた。04年に結婚したサンドバーグ氏は著書「リーン・イン」で、ビジネスで成功できたのは家事や子育てを半分受け持ってくれたゴールドバーグ氏の存在が大きかったと述べていた。
フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOは自身のフェイスブックページで「デイブという素晴らしい人と知り合うことができてうれしかった」とコメント。サンドバーグ氏が社外取締役を務める米ウォルト・ディズニーは5日に開かれた告別式に経営陣が出席するため、同日の決算発表の時間を変更した。