財務省が21日発表した対外及び対内証券売買契約などの状況(週間・指定報告機関ベース)によると、5月10~16日の海外投資家による日本株への投資は2週連続で買い越しだった。買越額は1873億円で、前週の714億円から増加した。
4月の米雇用統計の内容が好感されて米株式相場が上昇し、日本株にも買いが入った。10日に中国人民銀行(中央銀行)が追加利下げを決めるなど世界的な金融緩和の広がりも支援材料となった。
中長期債は4週ぶりの売り越し、短期債は2週ぶりの売り越しだった。
一方、国内投資家による海外の中長期債への投資は2週連続の買い越しだった。買越額は1兆992億円だった。株式は26週連続の買い越しだった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕