衆院厚生労働委員会は3日、日本年金機構の年金情報流出問題に関する集中審議を開いた。審議には塩崎恭久厚労相や年金機構の水島藤一郎理事長らが出席。与野党双方から8人が質問に立ち、流出問題の原因究明や再発防止策を審議する。
現在、衆院厚労委では企業が派遣社員を受け入れる期間を事実上なくす労働者派遣法改正案を審議している。民主党など野党側は「流出問題の真相が明らかになるまで、通常の法案審議には応じない」と徹底抗戦する構え。一方、与党側は集中審議後には、労働者派遣法改正案の審議を再開し、できるだけ早期の衆院通過を目指している。