【ソウル=共同】韓国保健福祉省は7日、中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの感染者が新たに14人確認され、このうち男性(75)が死亡したと発表した。感染者は死者5人を含む計64人となった。
新たな感染者14人のうち、死亡した男性を含む10人は首都ソウル市の大型病院での3次感染で、同病院での感染者は計17人になった。感染した同病院の医師(38)が、地域の行事などに参加し不特定多数と接触したことも判明しており、首都で感染が拡大する恐れが強まっている。
同省は、感染例は全て医療機関内で、地域社会での感染者は出ていないとしている。