北海道砂川市西1条北の国道12号の交差点で6日深夜、乗用車と軽ワゴン車が衝突し、軽ワゴン車の会社員、永桶弘一さん(44)=歌志内市歌神=と妻、文恵さん(44)、高校3年の長女、恵さん(17)の3人が死亡した。現場から直線距離で約800メートル離れた路上で高校1年の長男、昇太さん(16)も亡くなっていた。
道警砂川署は、衝突事故の現場から約1.5キロにわたり昇太さんを引きずったとみられる別の車を運転していた男性に事情を聴いている。
同署によると、永桶さんは5人家族。衝突現場から昇太さんが見つかった路上まで血痕のようなものが続いていた。軽ワゴン車の後部座席にいた中学1年の次女、光さん(12)も重体になった。
衝突した乗用車には23~27歳の男性3人が乗っており、負傷して病院に搬送されたが命に別条はないという。
衝突事故の現場は、国道と道道が交わる信号機のある交差点。道道を東へ進んでいた軽ワゴン車と、国道を北に進んでいた乗用車が衝突したとみられる。乗用車は前部が大破、軽ワゴン車は車体右側が大きく破損していた。〔共同〕