愛知県刈谷市で男子高校生(15)が暴行された後、川で行方不明になった事件で、愛知県警刈谷署などは8日朝、同市の逢妻川で捜索を再開した。男子高校生は6日夜から行方がわからなくなっており、県警や消防は、川底を重点的に調べたほか、河川敷など広い範囲で捜索に当たった。
同署は8日午前、男子高校生に暴行したとして、友人の14~16歳の少年3人を、暴力行為等処罰法違反(集団暴行)の疑いで名古屋地検岡崎支部に送検した。
同署によると、少年3人は6日夜、男子高校生の交友関係を巡りトラブルになり、逢妻川近くの堤防上で、男子高校生の顔を殴るなどして暴行。少年らが「対岸まで泳いで、戻ってきたら許してやる」などと話すと、男子高校生は川に入ったが、川を半分ほど進んだ辺りで水面から姿を消したという。
県警の調べに対し、3人は「(6日夜に名古屋市の祭りに行った際に)男子高校生は彼女がいるにもかかわらず、ほかの女性に声をかけたことに腹を立てた」などと話しているという。