【ワシントン=岩本昌子】米ニューヨーク連邦準備銀行が15日発表した6月の製造業景況指数(季節調整済み)はマイナス1.98で、前月分から5.07ポイント低下した。市場予測(プラス6.0程度)に反し、2カ月ぶりに「悪化」を示すマイナス圏の数値となった。
同調査は管轄地区内の約200の製造業者が対象。マイナス数値は「悪化した」と回答した比率が「改善した」と回答した比率を上回ったことを示す。個別の項目では、特に「新規受注」が前月から約6ポイント落ち込み、マイナス2.12だった。一方、「雇用」は約3ポイント上昇の8.65だった。