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米国株、ダウ反落し178ドル安 利益確定売り、ギリシャ問題控え様子見も

作者:佚名  来源:nikkei.com   更新:2015-6-25 8:53:24  点击:  切换到繁體中文

 

【NQNニューヨーク=岩切清司】24日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落した。終値は前日比178ドル00セント(1.0%)安の1万7966ドル07セントと、この日の安値で取引を終えた。1万8000ドルの節目を割り込むのは1週ぶり。新たな取引材料に乏しく、利益を確定する売りが優勢となった。ギリシャの債務問題に対する先行き不透明感も意識された。


前日まで事態の進展に対する期待感が先行していたギリシャ問題も24日は目立った動きがなかった。ユーロ圏19カ国の財務相会合ではギリシャの金融支援の再開合意に向けた調整が続く。欧州株も総じて軟調に終わった流れを受け、米国株にも売りが先行した。


市場では「ギリシャ問題に加え米国株には高値警戒感も根強く様子見の投資家が目立つ。今週は取引量が少ない」(ジョーンズ・トレーディングのオルーク氏)との指摘があった。


物言う株主として知られる著名投資家のカール・アイカーン氏がツイッターで、低格付け社債などに対して過熱感があると指摘したことも話題に上った。


24日朝発表の1~3月期の実質国内総生産(GDP)確定値は改定値から上方修正されたものの、株式相場の反応は限定的だった。


ナスダック総合株価指数も3日ぶりに反落。同37.682ポイント(0.7%)安の5122.413となった。


業種別S&P500種株価指数は「素材」や「ヘルスケア」を中心に全10業種が下げた。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約7億4000万株(速報値)、ナスダック市場は約15億6000万株(同)。


四半期決算の売上高が市場予想に届かなかった種子・農業製品のモンサントが続落した。証券会社が投資判断を引き下げたゼネラル・モーターズ(GM)も安い。アイカーン氏が保有株の売却を明らかにした動画配信のネットフリックスも売られたほか、化学のデュポンや医療保険のユナイテッドヘルス・グループも下げた。


一方で、IBMとの業務提携を発表したクラウド関連のボックスが買われた。市場予想を上回る利益を好感して住宅建設のレナーも高い。アップルやフェイスブックなどハイテク株の一角も堅調に推移した。



 

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