【ニューヨーク=山下晃】24日の米国株式市場でダウ工業株30種平均は前日比178ドル安と3営業日ぶりに反落した。財政支援を巡るギリシャと欧州連合(EU)の交渉が進展せず、利益確定の売りが優勢となった。ダウ平均の終値は178ドル00セント(1.0%)安の1万7966ドル07セント。1週間ぶりに節目の1万8000ドルを割り込んだ。
ギリシャの債権団の一部はギリシャの提案を拒否したと伝わった。前日まで交渉の進展期待から欧米の株式相場が上昇する流れが続いていたが、24日は協議が進展せず、先行きに不透明感が浮上した。独仏の株式相場が下落した流れを受け、米国株式相場でも売りが優勢となった。