【ウィンブルドン=共同】テニスの四大大会第3戦、ウィンブルドン選手権に臨む男子シングルス第5シードの錦織圭(日清食品)が27日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで記者会見し、前週に痛めた左ふくらはぎの回復具合について「大丈夫。毎日、少しずつ良くなっている」と上り調子を強調した。
25歳の錦織は23日に練習を再開し、26日には実戦形式で打ち合った。右足親指のけがからの復帰戦で準優勝した昨年の全米オープンの状態と比較し「全米の時より少しいい。芝でも自信がついている」と笑顔で話した。ウィンブルドンは昨年の16強が最高成績。目標を問われると「まずは1回戦突破」と一戦ずつ集中する覚悟を示した。
1回戦で当たる世界ランキング56位のシモーネ・ボレリ(イタリア)は昨年の3回戦でフルセットの末に破った相手。「サーブもストロークも強力。自分のプレーを心掛けたい」と意気込んだ。