山東理工大学低次元光電材料・部品チームはこのほど、非線形光学分野の研究で進展を実現した。同チームはグラフィンに優れた紫外非線形特性があり、紫外線を「いい具合」に吸収することを発見した。関連成果は国際的に有名な学術誌「ナノスケール」に掲載された。科技日報が伝えた。
紫外非線形特性にはどのような意義があるのだろうか。チームの責任者である◆飛准教授(◆は刑のへんにおおざと)は取材に対し、「紫外線は人の細胞キラーの一つだ。紫外非線形材料は紫外線の強度が低い場合にその通過を許すが、強度が特定の閾値を上回れば、不思議なのことに、同材料はその超過する部分を遮断し、生物の細胞を保護するようになる。理想的な紫外線防護材料になる」と説明した。
また研究チームは、新型二次元材料のテルレンにも一定の紫外非線形特性があることを発見した。張芳博士は「分かりやすく言えば、テルレンは紫外線、可視光、赤外線に対して一定の防護作用を持ち、高い実用的価値がある。この一連の研究がきっかけになり、非線形光学分野の急成長を促し、より多くの応用価値がある成果と製品を創り出すことを願う」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年4月1日