日本損害保険協会は30日の定時総会で、鈴木久仁あいおいニッセイ同和損保社長が新たに会長に就任することを決めた。同日午後の就任記者会見で、鈴木氏は地震保険料の引き上げについて「国民のための制度なので、持続性の担保が非常に重要だ」と述べた。一方で、「契約者の負担と制度の持続性の適切なバランスが必要」と、契約者への配慮も求めた。
ギリシャの金融支援を巡る協議については「(損保業界の)資産運用の面からは直接的な影響はない」の認識を示した。ただ、「日本経済全体にどういう影響を与えるか、しっかり注視していかなくてはならない」と話した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕