千葉海上保安部は11日、千葉県市原市の工場から基準値を上回る汚水を東京湾に排出したとして、水質汚濁防止法違反容疑で、建材大手「不二サッシ」(川崎市)子会社の建材製造会社「不二ライトメタル」(熊本県長洲町)と、当時社員として工場で汚水処理を担当していた27~61歳の男性6人を書類送検した。
書類送検容疑は、2014年6月2日から同30日までの間、9回にわたり、製造過程で出た水素イオン指数(pH)などが排水基準を満たしていない汚水を海に流した疑い。千葉海保によると、6人は容疑を認めているという。〔共同〕