京都大学の吉田潤一教授らは、直径数ミリメートルの細管に原料を流しながら超高速で化学反応を進める装置を開発し、４秒以内で農薬の原料を合成することに成功した。管が細いので溶液が瞬時に混ざり、従来不可能だった不安定な物質を使った化学反応を起こすことが可能になった。有毒な触媒も不要で、製造コストの削減につながる。農薬や医薬品などの複雑な物質を、管を使って連続的に製造する試みが加速しそうだ。
開発した装置…
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