麻生太郎財務・金融相は18日の閣議後の記者会見で、消費税軽減に向けて財務省が示した還付制度を公明党が批判していることについて「いちゃもんをつけるなら代替案を示さないと」と反論した。「与党から頼まれて出しただけ。これにこだわるつもりは全然ない」と突き放した。
財務省は消費税率が10%に上がった際の負担軽減策として2%分を後で還付する原案を自民党と公明党に示したが、公明党が反発している。麻生氏は「やり方はいろいろある。みんなで考えればいい」と述べた。
米連邦準備理事会(FRB)が17日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げの見送りを決めたことに関しては、「キャピタルフライト(資本逃避)を歓迎しない国は多い。他国の反応がそれなりの影響を与えたと思う」と分析した。