【ニューヨーク=平野麻理子】訪米中のカトリック教会の最高指導者、ローマ法王フランシスコは27日、訪問先の米東部フィラデルフィアで約100万人が参加する大規模なミサを主宰した。ミサには全米各地から熱心なカトリック信者が集まった。法王は壇上から「神聖さは家庭の中で学ぶ行為にいつでも結びついている」などと語り、6日間にわたる米国滞在を締めくくった。
ミサの前には、性的虐待の被害者と面会した。19日からキューバと米国を歴訪したローマ法王は27日夜、バチカン市国のあるローマに向け帰路についた。ローマ法王は滞米中に米議会や国連本部で演説したほか、ワシントンDCやニューヨークでも大規模なミサを執り行った。