【NQNニューヨーク=岩切清司】26日のニューヨーク外国為替市場で円相場は8営業日ぶりに反発した。終値は前週末比40銭円高・ドル安の1ドル=121円5~15銭だった。米株式相場が軟調に推移し投資家がリスク性の高い資産を求める「リスクオン」に一服感が出た。目先の利益を確定するため円買い・ドル売りが優勢となった。
日欧の緩和的な金融政策への思惑を背景に、最近までドルが主要通貨に対して買われていただけに、円を買い戻す反対売買が出やすかった。朝方発表の9月の米新築住宅販売が落ち込み、米長期金利/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3E5E4E1E0E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NXが低下したことも日米金利差の縮小の思惑から円買いを誘った。
米連邦準備理事会(FRB)は27~28日に米連邦公開市場委員会/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EAE2E2E4E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX(FOMC)を開く予定。重要イベントを前に様子見ムードも強かった。
ヘッジファンド/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EAE4E2E1E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NXのナインアルファ・キャピタルのジェイソン・エバンズ氏は「FRBは利上げの機会をすでに逃した。年内の利上げも見送ると想定している」と話す。米国の金融政策を背景にしたドル買いの勢いは乏しかった。