愛知県日進市の歩道で、男性(当時65)が刺殺された事件で、名古屋地検は13日、強盗殺人容疑で逮捕された少年(17)を、殺人と窃盗などの疑いに切り替え名古屋家裁に送致をした。同地検は検察官送致(逆送)を求める「刑事処分相当」の意見を付けたとみられる。
今後、名古屋家裁が検察官送致や少年院送致などの処分を決める。
送致容疑は7月12日夜、日進市の歩道で男性の顔や首をナイフで複数回突き刺すなどして殺害し、現金約6千円などが入ったショルダーバッグを盗むなどした疑い。少年は当時、高校3年生だった。
名古屋地検は約3カ月間の鑑定留置を実施。事件当時の少年の心理状態などを調べた結果、少年に刑事責任能力があると判断したとみられる。