ノーベル物理学賞を受賞する梶田隆章・東大宇宙線研究所長(56)は4日、授賞式が開かれるストックホルムへの出発を前に羽田空港で記者会見し「いよいよです。スーパーカミオカンデの仲間も行くので、一緒にイベントを楽しんできたい」と期待を述べた。
ストックホルムへの出発を前に、妻の美智子さん(右)と記者会見する梶田東大宇宙線研究所長(4日午前、羽田空港)
梶田氏は、6日から始まる「ノーベルウイーク」と呼ばれる期間の行事に妻の美智子さんと参加。共同受賞者との記者会見や記念講演、授賞式などをこなし14日に帰国する。
生理学・医学賞の大村智・北里大特別栄誉教授(80)は5日未明に日本を離れる予定。
梶田氏は、観測装置スーパーカミオカンデ(岐阜県)で素粒子ニュートリノを調べ、ニュートリノに質量があることを発見した業績で受賞が決まった。〔共同〕