織田信長が「岐阜」と命名して450年となる2017年に向け、岐阜市は記念事業の目玉プロジェクトとして、信長の往時を体感できる展示施設「信長館」を建設する。信長が商業振興のために始めた「楽市楽座」をもとに、食、モノ、文化をテーマにした大規模な楽市を開く。
市の官民でつくるプロジェクト実行委員会が18日の総会で、計画を承認した。信長館は17年4~11月の仮設パビリオンとして建設する。信長の居館や天守閣からの眺望を再現したCGシアター、NHKの大河ドラマに登場した信長の写真展示ゾーンを設置。館の周辺にはイベント広場を整備する。
総事業費は16~17年の2年間で約10億円。来年にはロゴマークを活用したガイドブックを作製。東京で「信長学フォーラム」を開いて、機運を盛り上げる。