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23~26日にかけ、千葉県の房総半島南東沖を反復航行した中国海軍のドンディアオ級情報収集艦=防衛省提供・共同
防衛省は26日、中国海軍の「東調」級情報収集艦1隻が23~26日に房総半島南東沖の公海を数回にわたって往復しながら航行したと発表した。日本の領海や接続水域には入っていないが、中国軍艦がこれだけ長く、この海域を航行するのは初めて。政府は中国側に「関心を持っている」と伝えた。
「東調」級情報収集艦は電波の傍受などを担う。房総半島沖を北東と南西の方角に往復しながら航行し、26日になって三宅島と八丈島の間を南西に抜けた。同型艦は11月にも沖縄県の尖閣諸島南方の公海を一日にわたり反復航行している。