【パリ=共同】昨年1月にパリの風刺週刊紙シャルリエブド本社で起きた銃撃事件など連続テロから1年となるのを前に、フランスのオランド大統領やパリ市のイダルゴ市長がテロ現場で5日、犠牲者を追悼するプレートを除幕した。3つの現場に遺族らが集まり、黙とうをささげた。
編集長ら計11人が昨年1月7日、銃乱射により殺害されたシャルリエブドの旧本社ビルには、「表現の自由に対するテロの犠牲者を悼む」と記し、11人の名前を刻んだプレートが掲げられた。
数十メートル離れた路上で逃走する容疑者を制止しようとした警官1人が死亡した現場と、同9日に容疑者の1人が立てこもり、買い物客ら4人が殺害されたユダヤ系食料品店前にも、犠牲者の氏名などを刻んだプレートが掲げられ、オランド氏らが除幕した。
パリ郊外モンルージュで昨年1月8日、容疑者の1人に射殺された女性警官を追悼するプレート除幕は今月9日に予定されている。連続テロの容疑者3人は治安部隊に射殺された。