福岡県土整備事務所の発注工事で便宜を図った見返りに現金十数万円相当の飲食接待を受けたなどとして、福岡県警は6日、県土整備事務所の主任技師、永江貴容疑者(37)=福岡市博多区=を加重収賄の疑いで逮捕。同県みやま市の土木工事会社、三開永江組社長、永江敏彦容疑者(61)=同市=を贈賄容疑で逮捕した。
永江主任技師の逮捕容疑は2013~14年、県土整備事務所が発注した堤防改築工事費の内訳などが記載された実施設計書を永江社長に数回渡した見返りに、社長から計十数万円相当の飲食接待やビール券などを受けた疑い。県警は2人の認否を明らかにしていない。
県警によると、2人は業務を通じて知り合い、堤防改築工事は実際に同社が約3800万円で受注した。