塩崎恭久厚生労働相は13日午前の衆院予算委員会で、厚生年金の加入漏れ問題について実態調査する意向を表明した。厚生年金の加入資格があるにも関わらず、国民年金に加入している人は約200万人に上るとされる。厚労省は日本年金機構を通じて全国の関係事業所を調査する。塩崎氏は「(厚生年金への)加入指導を重点的にやっていかなければならない。計画的に適用促進を図っていきたい」とも述べた。
民主党の長妻昭氏への答弁。厚生年金の加入漏れは昨年12月に厚生労働省がまとめた国民年金被保険者の実態調査の推計に基づく。長妻氏の調査要望に対し、安倍晋三首相は「計画的かつ確実に行うよう厚労相に指示したい」と述べた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕