東京消防庁は25日、立川市で急病人の通報があった際、住所を聞き間違え、救急車の到着が14分遅れたと発表した。搬送された男性(73)は約2時間後、病院で死亡した。同庁は「到着の遅れと死亡との因果関係は不明」と説明している。
同庁によると、24日午前7時20分ごろ、立川市の女性(73)から、夫が急病なので救急車で搬送してほしいと立川消防署に電話があった。署員が町名を聞き間違え、間違った住所に到着した救急隊員が通報者に電話して正しい住所を確認した。本来の到着見込みより、約14分遅れたという。
同庁は「あってはならないことで、心からおわびする」と話している。