相場の下落基調が長く続いていたため、値ごろ感からの買いも巻き込んで午後に上げ幅を拡大。この日の高値で終えた。
朝方発表の2015年10~12月期の実質国内総生産/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3E5EAEAE4E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX(GDP)は前期比年率0.7%増だった。0.8%程度増えるとの市場予想を下回った。景気減速を示したが、市場の一部では横ばい程度になるとの予想もあったため、GDPへの反応は限られた。
ダウ平均は1月月間で958ドル(5.5%)下落した。月間の下げ幅は15年8月以来以来、5カ月ぶりの大きさだった。
ハイテク株比率が高いナスダック/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE2EAE2E2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX総合株価指数は大幅続伸し、同107.277ポイント(2.4%)高の4613.953で終えた。
業種別S&P500種株価指数では「IT(情報技術)」「素材」など全10業種が上昇した。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約16億3000万株(速報)、ナスダック市場は約24億6000万株(同)。
前日夕に発表した四半期決算で1株利益が市場予想を上回ったマイクロソフトが大幅高。決算が増益だったクレジットカードのビザとマスターカードも高い。四半期決算が赤字に転じた石油のシェブロンは相場全体の上げにつれ、わずかに上げに転じて終えた。米食品医薬品局(FDA)がC型肝炎治療薬を承認したと発表した製薬のメルクも上昇。会社分割を発表した事務機器のゼロックスも買われた。
前日夕に発表した決算で1株利益などが市場予想に届かなかったインターネット小売りのアマゾン・ドット・コムは大幅安だった。