中学生から大学院生までがサイバー攻撃対策に役立つ技術を競うハッカー大会が30日、東京電機大(東京)で開催され、福島県や福岡県などで開いた予選上位とインターネット予選を突破した計18チームが参加した。
チームは4人で構成。ネットワーク上で他チームのサーバーを攻撃し、同時に自分たちのサーバーを守るという攻防を4時間にわたり繰り返し、攻撃や守備が成功することで点数を積み重ねる。
優勝は筑波大2年の前田優人さん(20)がリーダーの「dodododo」。前田さんは「自分は守りに専念し、仲間が攻撃したことが勝ちにつながった」と話した。
国内最大のハッカー大会「SECCON」の一環として開催。SECCONは昨年から世界中のハッカーが参戦するハイレベルな大会になったため、今回は国内の若手人材を育てる目的で学生限定の競技会となった。〔共同〕