29日午前の東京外国為替市場で、円相場は上げ幅を拡大した。10時時点は1ドル=113円36~39銭と前日17時時点に比べ17銭の円高・ドル安だった。スポット(直物)取引は29日が月内最終受け渡し日で「一部の国内輸出企業が円買い・ドル売り注文を入れた」(国内銀行)という。10時すぎには持ち高調整の売りなどが出て113円52銭近辺まで伸び悩む場面もあった。
円は対ユーロでは底堅くなっている。10時時点は1ユーロ=126円91~94銭と15銭の円安・ユーロ高だった。ユーロが対ドルで伸び悩み、対円でもユーロ売りが出た。
ユーロは対ドルで上げ幅が縮小している。10時時点は1ユーロ=1.1194~97ドル近辺と同0.0029ドルのユーロ高・ドル安だった。持ち高調整のユーロ売りが出て、早朝に比べて伸び悩んだ。〔日経QUICKニュース(NQN)〕