NTTドコモは14日、スマートフォンの長期利用者向けの新料金を発表した。5年以上の利用者が対象だった割引を4年以上の利用者に広げて、最大で月2千円だった割引額も月2500円に増やす。安倍晋三首相の指示で総務省が求めた料金引き下げの一環で、6月から受けつける。
月5千円で動画などのデータ通信が月5ギガバイトまでできる売れ筋コースも対象で、4年目から月100円の割引が受けられる。利用契約を2年ごとに自動更新する「2年縛り」も緩和し、料金は変わらずに3年目以降にいつでも無料で解約できるコースを設ける。
総務省は昨年末、ドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの携帯大手3社に新料金を検討するよう要請した。今春に3社とも通信容量の少ない低料金コースを新設したが、総務省はさらに長期利用者を優遇する料金も求めていた。