日本サッカー協会の技術委員会で男子の各代表を担当する霜田正浩委員は28日、23歳以下の年齢制限があるリオデジャネイロ五輪で例外的に出場できる「オーバーエージ(OA)枠」について、欧州のクラブからは選べる見通しが立たないことを明らかにした。23歳以下(U23)日本代表の手倉森誠監督にも伝えたという。
霜田氏は16~28日に渡欧。リオ五輪のアジア予選に出場した久保(ヤングボーイズ)と南野(ザルツブルク)については、リオ五輪出場の承諾をクラブから得たという。しかしリオ五輪の出場チームには、クラブに選手を派遣してもらう強制力がないため、欧州でプレーしている日本代表級の選手をOA枠でリオ五輪に出場させることは難しい。欧州で情報を集めた結果として、「クラブと交渉しても勝ち目はない」という見解を示した。