■二階俊博・自民党総務会長
(夏の衆参同日選について)安倍総理は今日現在、まだ方向性や結論を出しているわけではない。だから「ない」とは言いませんが、いま我々が、言及する時期ではない。総理の判断を待ちたいと思う。
我々の周辺にも若い議員がたくさんいます。(衆院)選挙には常に備えていなければならない。この警鐘を乱打する人が誰かいないといけないでしょ。言われる者はたまったものではないが、やはり、そういう状況にあってはじめて、選挙区の後援者の皆さんもそろそろ準備をしないといけないと思ってくださる。(衆院)選挙がまったくないと言っているのとは違います。準備を怠りなく、常在戦場だと言っている。
私たちが1年生のころ、中曽根元首相は「1年生の諸君は2年生になること、2年生の諸君は3年生になること(が大事だ)」と言った。そうしたら、みな笑ったんだ。しかし、中曽根元首相は「簡単なようで、難しいんだよ」と。怠りなくしっかりやってもらいたい、これが政治をやっている者の現実だ、とおっしゃりたかった。あれから三十数年経っているが、頭の隅からこの言葉が消えないね。(訪問先のソウルで記者団に)