赤の広場の軍事パレード終了後、会場の退役軍人らに手を振るプーチン大統領。後ろはカザフスタンのナザルバエフ大統領=9日、モスクワ、駒木明義撮影
第2次大戦でソ連がナチスドイツに勝利して71年となる9日、ロシアの首都モスクワの赤の広場で軍事パレードが行われた。プーチン大統領はあいさつで、テロとの戦いで国際的な協力を呼びかけた。昨年の70周年記念日で言及した「日本の軍国主義」には触れなかった。
プーチン氏は「歴史の教訓は、平和は自然に達成されるものではないことを示している」と述べ、テロリズムが国際的な脅威になったと指摘。テロとの戦いで、他の国々の協力を受け入れる用意があると表明した。
軍事パレードには兵士ら1万人以上が参加。最新の戦車「アルマータ」や可搬式の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「ヤルス」など135台の兵器が行進。軍用機70機以上が上空を飛んだ。(モスクワ=駒木明義)